Life must go on

旅行と舞台とパンと読書とkindleなど、好きなものについてつらつらと綴っていきます。

私と食事と本。

食べることも料理を作ることも大好きで、本を読んでも、その中にでてくる食事がどのようなものか、いつも想像して、できるものであれば実際に作ってしまいます。

 

例えば、村上春樹さんの作品にはよくバーでビールとキュウリだけのサンドウィッチを食べたり、スパゲッティを茹でたり、ダンキンドーナツを食べたり、美味しそうなものが盛りだくさんです。

村上レシピ

村上レシピ

村上レシピプレミアム

村上レシピプレミアム

 

紀行文の『遠い太鼓』ではヨーロッパ、特にギリシャでの食事に関する記述が面白いので、旅行の際には必ず持参します。飛行機や電車の移動時間にぴったりの内容です。もう表紙もぼろぼろになってきましたが、読むだけで旅を思い出したり、まだ見ぬ土地を想像したり、2冊目を買おうか迷うほどに行動を共にしています。

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

 

日本の作品だけではなく、外国文学についても同じことが言えます。時代によって、食事の内容も変わるのであれば、それを分析して、どんな素材でどんな料理でどんな食事の環境を経ていくことは、作品理解において非常に重要だと思います。

フランス料理と美食文学

フランス料理と美食文学

ロスト・ジェネレーションの食卓―偉大な作家・芸術家たちは何を食べたのか

ロスト・ジェネレーションの食卓―偉大な作家・芸術家たちは何を食べたのか

 

知り合いに、大学で文学作品から当時の食文化を探る研究をしている方がいらっしゃいますが、大変興味深くお話を伺いました。お正月休みに作品に登場するものをいくつか作ってみたいと思います。