Life must go on

旅行と舞台とパンと読書とkindleなど、好きなものについてつらつらと綴っていきます。

幸せミュージカルTOP HAT観劇☻

以前の更新から2年弱。それほど大きな変化もなく、楽しいことも辛いこともそこそこに日々を送っていました。

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さて、昨日はTOP HATの前楽に行ってきました。仕事の都合でなかなかチケットを取ることができず、二週間前に一か八かで取ったチケットは2階席ではありましたが、圧巻のダンスパフォーマンス全体を観られるという意味では、なかなか良い席だったと思います。

 

DVDを手に取ることもなく、『正統派ミュージカル』ということ以外、何の予備知識もないままの観劇でしたが、わかりやすいストーリー展開とタップダンスを中心とする華麗なダンスにあっという間に引き込まれ、気がついたら幕間でした。

 

全編英語のため、ステージ両サイドに日本語字幕がでていましたが、ステージに釘付けになっていたため、ロンドンが舞台なのにホテル名が「オオサカ」となっているのが気になった以外はあまり見ることもありませんでした。(イタリアのホテルに場面が変わった時のホテル名「ヴェネチア」を除いて)100%聴き取れているわけではないので、復習をしたいところですが、残念ながら本日千秋楽ということで、もう一度観たいという願いは叶いませんでした。ただ、日本でTOP HATを上演するのは非常に厳しいと思うので、BW,WEでいずれ観られることを期待していようと思います。やはり、1935年のミュージカルということもあり、衣装は当時のドレスだし、加えて当時の文化的背景を知った上で演じて歌って踊らないといけないわけです。初演当時の演出で作品を観衆に観せ続けることの意味を考えた時間でもありました。(これはいつになるかわかりませんが、いずれレポをするであろうCHESSを同じ日に観劇したから余計に感じていることだと思います。)

 

アラン・バーキットとシャーロット・グーチの息がぴったりの演技とダンスに兎に角圧倒される舞台でした。ドレスもターンを意識したカットで、ダンスシーンが大変華々しく、いつまでも続いて欲しいと内心思っていました。カーテンコールのみ写真撮影が許可されていたので、数枚撮りました。シャーロットが色白過ぎて照明と合間って飛んでしまっていますが、雰囲気は伝わると思います。

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最初から最後まで幸せな気持ちで楽しめるミュージカル作品だし、楽曲も口ずさめるものもあるし、もっと浸透してもいいのではないかとも思いました。ただ、Billy Eliotが日本で上演されていないように、ダンス&歌がネックなのかもしれません。パーティーが生活に根付いていませんものね。

 

悩んだけれど、やはり1935 年のニューマスター版DVDを購入して、振り返りをしたいと思います。こちらはこちらですばらしい作品のようですが、同じ作品をミュージカル観劇が先か映画が先かで捉え方が変わると聞いたので、鑑賞前に考えをまとめようと思います。

 

 

追記

このエントリーのすぐ後にBilly Eliotの日本公演が発表され、子役の募集が発表されました。長期に渡るダンスの練習期間を経て、2017年7月から11月まで、東京はTBS赤坂ACTシアター、大阪は梅田芸術劇場で公演がありました。最高のパフォーマンスで、「団結!団結!」と日本語の響きに笑いそうになるも、ロンドンで観た時と同じ感度が押し寄せてきました。