忙しさと読書
小学生の頃は長期の休みに入ると、毎日1冊読むことを目標にしていたくらい、本が好きでした。クリスマスが近づくと、プレゼントに赤毛のアンシリーズや芥川龍之介全集をねだったのを今でも覚えています。学校図書館には純文学から児童書までかなりの蔵書があったように思いますが、卒業までにほとんど読み切りました。それくらいに本が好きで、近所に来る自動車文庫も楽しみにしていました。
- 作者: ルーシー・モード・モンゴメリー,掛川恭子
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羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館)
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中学生になっても変わらずに読書にかなりの時間をかけていましたが、次第に部活や受験勉強などに意識が移行し、気がつくと純文学を読むのはかなりしんどくなっていました。高校入学と同時に新書や新聞の社説、天声人語を読むことを勧められ(課題だったので、強制か。)ますます純粋に読書を楽しむ機会は減ったのです。大学入学後には研究に関する書籍に加え、趣味の読書時間も安定して確保できるようになりました。
成長と共に興味の対象が増えることはいいことだと思います。けれども、私の場合は読書が精神のバロメーターといってもいいくらいに、自身の状況を如実に表しているのです。
働きだしてからは特に、意識して珈琲を飲みながら読書をする時間を作るようにしています。本を読みたくないくらいに疲れがたまり、精神的に追いつめられた時期もありました。目の前のことから解放される瞬間がないと、息苦しくて仕方がありません。職場の先輩から、「本が読みたいって思えるのは健全な証拠よ。病んでいるときにはそんな力すら湧いてこないから。」と声をかけていただいたこともあります。職業柄、鬱病になってしまう方が多い中、趣味を持つことの大切さを感じています。
つらつらと何を綴っているのかよくわからなくなってきましたが、こんなふうに思いのままにブログを書くのも心にゆとりができた証拠だと思っています。昨年よりも自身のことに気を配れる余裕ができた今、抑圧されていた分もまとめて吐き出したい欲求に駆られています。
垂れ流し的なこのブログを目にする方の迷惑を顧みず申し訳ありません。